詩人:どるとる
目を閉じても現実からは逃げられない
最北端に逃げても逃げ場はない
人間の中に優しさやありふれたぬくもりを求められても
悲しみを避けて歩くのは無理があるだろう
傷ついて 傷ついて
涙して 涙して
孤独にふるえる日々
引きずるようにして歩くのだろう
いくつもの悩み、迷い、片付かないそれぞれ現状
今 僕らの瞳に映っている世界はきれいなのかな 汚いのかな
泣いて 笑って また泣いて 繰り返す毎日
使い古された ボロキレのような心で今日も誰かを思ってる
そんな救いのような光に照らされて
生きていれば誰もが抱えるであろう影が闇が 僕らの心の中に悪しき何かを生み出す
『誰も見てないから』
そんな安易な理由であなたは今日もごまかすのかい?
モザイクをかけてしまえば何も見えなくなるように 都合のいい現実にはモザイクをかけるように ごまかしがいくらでもきくけど
真面目に生きてる人もいる中で 僕は嘘もつくし 誰かを傷つける だけど僕にでも
きっときっと生まれたからには何らかの使命があるはずだ
光を失いかけてる僕の心に 灯りを点すのはきっと誰かの優しさや愛だったりするんだな
目の前を絶え間なく行き交う何百、何千 という人の群れの中に 何か求めて 生きる僕はその中の誰とも変わらない人だ だから偏見などもたれる心配ない
偏見など持つ必要も権利もない
今 僕らの瞳に映っている 世界は このままでいいのかな 変わったほうがいいのかな それはわからないけど 一人一人がそれぞれ 気をつけて生きれば解決するよ すべては 心ひとつでどうにでもなる問題だ
政治家がどうだの
法律がどうだの
時代がどうだの
そんなのなんの
言い訳にもならない
非は自分にあっても
周りにはない
あなたは常日頃誰かのせいにして生きてはいませんか?都合のいい逃げ場を作るな。