詩人:甘味亭 真朱麻呂
12月25日にはこの空から雪が舞い降るよ
サンタさんは僕に笑いかけているから
12月25日にはいい思い出のない人だって
ホワイトクリスマスを眺めれば幸せな気持ちになれるよ
だから
サンタクロースになって大好きな君をむかえに行こう
この街にはわずかな幸せしか降らない
そんな掟だれが決めたの?
信じるならばそんな出来損ないの運命じゃなくて君だろう
今 行くよ
見えないソリにまたがって
寒さに震えながら
君を思い浮かべながらソリを蹴る
僕は夜空を駆けてゆく
一年でたった一度しかない
あなたにも僕にも特別な日だから
大切に大変に過ごしましょう
赤と緑のクリスマス
聖なる夜だから少しいつもより心を綺麗にして
12月25日の夜にそなえましょう
サンタクロースが笑っている
窓越しの雪がサンタに見えた
不思議な夜。