詩人:どるとる
何もない景色に
咲いた一輪の花
たまに笑って
たまに泣く
それの繰り返し
見たところによれば
どこにでもいるただの人間だ
でも一人一人が違う色をしてる
その色は見た目にはけっしてわからないから
友達になって
見えないその色を
知るしかない
頭の中にある日記に書いた 最初の僕の拙い字はやがてしっかりとした信念のこもった字になりました
そして訪れる夜
どこまでも
お茶目な人
夢を叶える歳はもう過ぎたけど
それならそれで
行ける場所がある
旅人を名乗って
長い旅に出よう
雨に濡れるのも
ひとつの楽しみ
旅人の名をかりて
時の終わりまで
命をすり減らそう
真っ白なスニーカーが真っ黒になるくらい
旅人の名は 今のところはない
それはある日ある時自分で決めるのさ
今日も僕は太陽の下
歩いてる いつもの顔で いつもの調子で。