詩人:如月。
暴力奮う相手や
アル中毒者が
治ったかなと
彼、彼女は再び戻った
治っていた
戻っていた時点は
一月後にまた
その障害発症し
改善のためにと
また彼、彼女は去って
数年間この繰り返し
そのうち彼も仕事疲れ若さ失い安らぐ家庭を求め
若さから遠ざかる彼女も子を生むに適した年齢のうち家庭をと
望むようになって
それのどこがいけない
自覚無しフリした
涙で こわばった表情は
見せたくないと
演技の笑顔
その演技の笑顔の
二日前 被災地の事実は
彼女の親族のこと
演技の笑顔
こわばった涙の表情
隠すための
自覚無しも演技
過去を引きづらないようにと
単純ぶった
忘れたふりした
それも誤りだと
見猿、聞か猿
“知ら猿たちは
連呼する
ガキだから