詩人:しゅんすけ
死に何かを見出そうとしたり
命に意味を求めたり
人はみな何処より来たりて
何処にか行かん
などと口走ってみたり
そんなくだらないことを悩んで一歩も前に進めなくなっても
それはそれで許された
でも…
モラトリアムの延長上に
変化点はないのかもしれない
だって答えは今も出てないまま
だけど確実に変わってる
あの頃持ち得なかったネズミの心も
あの頃気づかなかった井戸の深さも
少しずつだけど見えてきたから
だから
僕は一歩ずつ
歩いて行こうと思う
答えはまだ出ないけど
この先ずっと出ないかもしれないけれど
それでも一歩ずつ
大人に成ってみようと思う