詩人:甘味亭 真朱麻呂
いつも、いつだって僕の心はふるえてる
やがて訪れる死の恐怖にふるえてる
いつも、いつだって心をふるわせられる
曲がり角の先でいつも僕を待ち受けてる数々の未知の体験
曲がってみないとわからない未来
ちょっとこわくて
ちょっと楽しみ
あの角曲がればきっと夢が待つ
なんて虫のいい話はないけれど
頑張ればきっと叶うんだ そう信じることで不安の穴を埋める
いつも自信に満ちた検討ははずれてばっか
曲がり角の奇跡を期待して
明日に何か期待して
はては
未来に何か期待して
期待してはその期待を自分で裏切って
とりあえずなんて気持ちで期待して
当然はずれてしまうから涙は一粒さえでてきやしない
やがてとうとう期待するものがなくなったら僕はどうなるのか
でもまだいまなら間に合うから
走ってゆくよ
なるたけ歩かずに
わき腹 押さえながら
自分の期待を自分で踏みつぶすなんて無駄なことはもうしないさ
曲がり角の先にはいつも奇跡みたいな出来事が待っている
そんな摩訶不思議
信じてみたっていいじゃない?
だから僕は信じてみるよ
僕は頑張るよ
それをバネにして今日もゼンマイを回すよ
ギーコーギーコー
フル回転だ
そうして僕はやがて曲がり角を曲がるから
その先の真実を知ってしまう
知りたくない事も
イヤなことも全て知ってしまう
だから少し気張っていこう
さあ 曲がり角を覚悟決めて曲がってゆくぞ
ギュイーン ギュイーン
曲がってゆくぞ
男らしく大回りだ
信じてゆくぞ 潔く逃げ出さずに
僕は僕としての度量をはかる
僕は僕としての技量をみせる
さあ見せ場だよ 勇気の見せ所だ
精いっぱいどっこらしょ
準備運動程度にひねってあげなさい!
頼みの紋所はしまって隠し玉 助さんカクさんの手は借りずに自分の力だけでサア!