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詩人:どるとる
ふと目覚めたように気づくとそこはひとっこひとりいない
孤独な闇の中
イメージしていた未来とはだいぶ色あせた未来が僕をあざ笑う
すべてのことに答があるというのならば
今、僕が歩んでるこの涙で濡れた道もちゃんとした意味があるのかな
もしもなくても明日はやってくる
当然だというかのように
そしてすべてがなにもなかったかのように片付いた1日が僕をまた馴れ馴れしく呼び出す
壊れた人形のように
ただおなじ動作を繰り返して毎日僕はなにをやってるんだろう
涙なんかもうとっくにかれました
僕に残されたのはただの愛想笑いだけ
こんな悲しい未来
幸せだとか待遇だとか関係なしに
僕は不幸だと思う
生活なんか成り立たなくていい
ただ僕は生きてりゃいい
そんな願いを祈っても日々なんだかすぐに気づくと死にたくなる
でも本当に死ねるわけもなく
ただ言葉と気持ちだけを抱えたまま僕は生きていく
この悲しさよ
この切なさよ
雨に濡れてびしょぬれの心に歌う歌もなく
僕はずっと意地っ張りに歯を食いしばるだけ
ああ 僕は強く思うよ
明日なんか来なけりゃいいのに…だなんて全くそのとおりだ。