詩人:桜 未琴
生きた時間
未だ少しだけれど
死にたいと思う心抱く時もある
くだらない事で
死を選ぼうとした
過去は遠く色褪せたけど
今
この瞬間に
失くなる命があるから
今
この瞬間
私は生きて居なければいけない
愛されて生まれた
この命を
何一つ傷つけずには
居られないけど
今
この瞬間
死を選ぼうとする人へ
どうかお願い
たった一つの命
その手で殺めないで
生きたいと願う
誰かを
殺さないで下さい
1つの儚いこの命だけは
どうか失くさないで
例え明日を見いだせなくても
這い蹲っていても
どうか消さないでいて
***
「電池が切れるまで」の『命』の詩を読んで。