詩人:あいく
先ずは何をおいても
詫びねばなるまい
土台わずかにも
能う事無き放言を
世迷にも発した非礼を
我にとって
酒の無いのは
水の無いに等しく
それ無くしては心
干からびてしまう
我にとって
女の無いのは
空気の無いに等しく
それ無くしては心
息づく事すらかなわず
その二つを失えば
裸にされ空虚なる
宇宙を漂うに同じ
干からびた魂のない骸が
永劫に闇を彷徨に同じ
この二つの癒し無くして
我生きるに能わず
全ての人が
男が同じではない
だがそれを
思う時が君にも
あるかも知れない
それまでは
愚か者の戯言と
世迷言と
打ち捨ててくれたまえ。。。