詩人:どるとる
いつもの朝に目覚めれば 美味しそうな匂いがするんだ
テーブルの上で湯気を立てる具だくさんの君のつくったおみそ汁
それほど美人ってわけでもないけど優しい奥さんと それほど頭がいいってわけでもない二人にとてもよく似た子供 三人そろったら朝ご飯を食べよう
『いただきます』は忘れずに
今日は早く帰れそうだから たまには
外食でもしよう
金はあんまりないけど たまには贅沢をしようね
君のみそ汁があれば十分だけど
いつもじゃさすがに飽きるから
みそ汁 湯気を立てて今日も僕を待っている
そしていつものように今日も三人そろって朝ご飯食べるんだ
食卓にはみそ汁
そしてみんなの笑顔
それだけで
美味しさは増すよね
幸せの調味料
さしすせそじゃなくて
愛してるよにしましょう
きっときっときっと
甘すぎもなく辛すぎることもない絶妙なバランスの幸せがいい
僕らは今日も幸せを完食するんだ
残さず いただきます
そしてまた何度でも朝が来る
そしてみそ汁が早く食べてねって湯気を立てる。