詩人:アルバトロス
斜めに進むには
真っ直ぐを知っていなければならない
真っ直ぐを知るには
自分を信じなければいけない
自分を信じるには
歩き出さなければいけない
歩き出した僕を
斜めに進んでいると
笑う奴がいても
緩やかな上り坂
螺旋状の道を
斜めでも真っ直ぐでも
右に重心傾いていても
俯いていても
進んでみる
そしたら朝が来るのは
必然じゃないんだと
そう思える気がする
どこにでもいる
冴えない男
普通じゃない何かを秘めて
普通って何だろうと
ぶつぶつ言いながら
進む進む
それが僕なんだ
今日は昨日より少し
斜めかな
斜めだろう