詩人:望月 ゆき
デジタルは、夏の中よせる波に追いつくスピードで車を走らせてたどりついたならうすむらさきに暮れゆく空と海のあいだを歩こう風にもゆるがない涼しい背中で18時20分、の世界をあなたに、見せたい去年のビーチサンダルはもう波にさらわれて飛行機雲の行方もかなた消えゆく、青忘れたい、と思っていたたくさんのことさえ忘れてしまったような、青また、青