詩人:夕空
誰も好きには
ならない
誰も好きに
なってはくれない
誰も好きに
なってはいけない
誰も
信じてない
信じられない
…私も含めて…
だから
誰も
疑う必要も
信じる必要も
無い
私は私は…
許せそうにないから
私を好きに
なってくれる
誰かも
私自身も
…その行き先も…
今はまだ今もまだ
きっと
これまでも…
…これからも
私を好きに
なってくれる誰かと
一緒にいても
この罪は
許せそうにない
罪を重ねる…
…必要もないよね
もう、いいかな
灯を消してしまっても
ごめんね
本当にごめんね
許したり
出来ないから
私を
許さないから
夢は覚めないから
今もまだ
…夢の中…
夢を観ている
時を停めて
…永遠の中で…
小さな灯と…
…記憶だけを
…この手に残して…