詩人:甘味亭 真朱麻呂
ありきたりな言葉を並べて
打開策を探す君は
夕暮れの中
何度も何度も繰り返す自問自答
答えはいつになってもでやしなかった
独り言が多くなったのはなにも寂しいからだけじゃない
居場所がほしい
ただそれだけだったそれなのに
なぜこんなにも寂しくて
前にも増して孤独になってしまったの
見えない答えを探し続けて私
見えない未来を
信じた私はバカみたい
信じられるのは自分だけだと頑なに閉じた心はまるで思春期の見本みたい
私の明日は
探しても見つからない
答えなど最初から
ありはしなくて
それなのに私は大人になるまで探し続けていた
ホントバカみたい。