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詩人:めろでぃ
君のことを
ひとつずつ知っていく
勘違いしちゃってるかも
しれないけど
特別なのかなって
君が無意識なのかな
アタシが
考えすぎなのかな
どんな些細なことでも
胸の奥が熱くなる
イチゴ味のハイチュウが
好きじゃないとか
ライターは
カチっていわないのしか
使わないとか
ビールは
アサヒが好きとか
隣に座ったとき
ふと香った君のシャツ
使ってる洗剤まで
分かっちゃったアタシは
もうKO負けだよ
もっともっと
近づきたいよ
ねえ 君はどうかな
アタシのこと
もっと知りたい
一度でも思ったこと
あるのかな
君のこと
いっぱいいっぱい知って
うれしくなっちゃうけど
一番知りたい
君の気持ちは
聞けないまま
読めないまま
サラダを取るときに
トマトを避けるように
財布を出したときに
さりげなく見えた
免許証で
誕生日を知れたように
そんなふうに
君の気持ちも
知ることが出来たら
帰り道のあのキスも
意味深なままだよ