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[135655] たとえばキミは僕のすべて

詩人:甘味亭 真朱麻呂


たとえばキミは僕のひだまり
些細な優しさがまた優しさを生む
金のたまごなんか要らない
ここに必要なのはただありふれた幸せ
たとえばそれを聞いただけで思わずふきだして笑えちゃうようなおのろけ話

今 キミに ちょっとだけ寄り添ってる
わざとね傾きたいなあ
その柔らかそうな肩に寄りかかりたい

たとえばキミはある日は太陽
悲しみに濡れたほほを乾かしてくれる
それだけじゃなくあたたかい 湯たんぽみたいなぬくもりをくれるよね

ある日のキミはきびしい雷神様で
僕に雷を落としたね
ほんとしびれたよ
そしてある日のキミは風神様で
僕をその風で背中を押したね
おかげさまで僕は今 こんなに強くなれたよ

すべてが思えばキミがいたからなし得た事
キミがいなくちゃ
キミなくしては有り得なかった場所に咲いた幸せ
だからこの幸せはキミと僕のふたりの力によるものさ
けっして独り占めにはしない
二人三脚だもんね
わかってる
わかってる
見ててね 今にスゴい恩返しするから…

あの日流した涙はきっと僕を生半可じゃなく本気で愛していたから流せた涙なんだろ?キミよ
罪なこともたくさんしてきた
だからその罪をおかした数だけ僕を学んだ
もう二度と同じ過ちはおかさないから
鼻を高くはしないから
もし、高くしていたら遠慮なくへし折って
キミだけが僕の神様

たとえばキミが日向に咲く花なら
僕は日陰に咲く花だからわからない世界もあるけど理解しようとする心が明日を輝かせるから
わからないじゃなくわかりたいって気持ちでいつもいれたら
それだけで幸せだよね
違う世界に咲く正反対の花はたがいをたがいに理解しようとしている
なんて素晴らしい事なんだろうな
感心するよ
愛の力って数千馬力なんか目じゃない
アストロボーイも形無しさ ヒュルリララ…。

2008/12/05 (Fri)
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