詩人:どるとる
何をやっても
うまくできない
不器用な僕は
神様から見放されてる
そんなふうに自分を責め立てても
仕方ないのは昔からわかってる
でも時々 泣きたくなるんだ
夕暮れが あんまりもきれいで そんな嘘をついても 涙の理由をはぐらかす愚かな僕を許してね
あざやかに 色を変える季節の中で
あの頃から比べりゃ少しだけ 大人になった僕がここにいる
生まれたことには意味なんかなくても
生きることに意味を見つければいいのさ
それはそれぞれが決めることだから
人によって生きていく意味は違う
僕は僕の 君は君の生きる意味を探して行こう
流れる雲を追いかけるように意味のない繰り返しの先にたどり着く 生きていることの意味と生きてきたことの喜びが解る日がやって来る
さあ 今を生きることに意味なんかないにしても 今を生きることで果てしなく長く続く旅の先に光を見いだせるなら
僕は今を諦めるより今を生きることを選ぶのさ
輝ける明日のために。