詩人:フィリップ
メールを打ち終わった時にケータイの液晶画面にて「送信しました」と出るのを僕は必ず確認するキーボードを一回押すごとに僕の想いは蓄積されていく完成した電子レターを構成する言葉の一文字ひともじが電波に乗って「好きです」と伝えてくれるので一人で部屋にいるにも関わらず毎回僕は汗だくになっている今宵は特別に心臓がばくばくして口に水をふくむと気が楽になるあんなにメールしているのに明日会う君のメールでの返事が思い出せない