詩人:ユズル
こんばんは
自分から溢れ出た泉の真ん中で
溺れかけている 君
そんなになって 責め続けて
あんまり心によくないよ
僕にもあるけれど
どうでもよく思えても
誰かから投げつけられた 言葉が
ひんやりした瞳が 忘れられないの
みんなが 宙に 翼を広げて
自分だけ ひとりぼっち
地面を這っているように
自分をだめだと 思っているのね
黒の中に星があらわれて
シンデレラの魔法も溶けたあと
夜にしか会えないけれど
僕は 君を よく知っているよ
音になって 風になって 君を
見つめて 包んで 理解してあげる
だからそんなに もう泣かないで
もうじゅうぶん 痛かったでしょう
ずっとずっと 頑張っていたでしょう
瞳を閉じて 夢におちたら
さようなら 次は真っ白な朝だよ
またそんな夜に 会えるから
大丈夫だよ 君は 大丈夫だよ