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[135706] 夕暮れに恋をするような恋

詩人:甘味亭 真朱麻呂


美について
ちょっと語らせて
美について
ちょっと語りたい

だから時間をくれよん
取り決められた時間を少しばかり僕に分けて

夕暮れがもう答えだしてる
君は聞く姿勢にもうなっていた
でも僕は負けたよと君を抱きしめた夕暮れは何よりも代え難く素晴らしい頃合い
初恋の夢

君が示しているものがもし答なら僕はそっとそれを受け取るだけ
君がすべて
ギター抱えたまま
今日が逃げてく ばかみたいに追いかけ泣き叫ぶ僕から
もう届かないしかえらない あとは愛する君がこの孤独と淋しさを埋めてくれればいい
もともとここになかったものだから仕方ないや
今日を見送ろう
手を振って
君と夕暮れ
そのふたつの美しさのそばでほほ笑む僕は幸せだなあ

わざわざ追求しなくても答はすぐそばにあった
それは君っていう美の女神
それが君っていう美の象徴

ごめんなさい
君を見くびってた
真実を少しばかにしてた
自分で解けるハズもないよね

夕暮れにバイバイして足並みそろえて
君に素直になれたら笑顔で生きられるから
僕はまっすぐになれる
曲がった腰も伸ばせるよ
世の風の中に飛び込めるから
ありがとう 愛してる
それだけ受け取って君を見送るよ
ラジオは止めて
キスをするよ
目を閉じて
息も止め
君を感じたい
唇から体中 伝わるあたたかい血のさわぎ

君を愛してる

それだけで幸せなんだ
僕は幸せなんだ

理由などなくても
ありがとうって言いたいし愛してると言いたいよ

心が茶化すけど負けずにアイラブユー
帰るのはもう一回だけキスしてからでいい?
時間はとらせないから
愛を限りなく求めてカレンダーはめくられていく
そんな幸せを本当の幸せと呼べたら人間と自分を呼んでも許される気がする
ああそんな気がする夕暮れ。

2008/12/06 (Sat)
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