詩人:香奈
『ごめん』
って言われた
告白した事
頑張った自分を
褒めようと思ってた
だけど
何故かそういう考えにはならなくて
フられたショックで
泣きたくて
いっぱいだった
だけどこれから
電車に乗るし
家に帰ったら
夕飯時だし
家族の前で目が赤くなってるのを
見せたくなかったし
学校から帰る道程は
長くて
なんども
出そうになった涙を
こらえてた
欲しかった
あなたが欲しかった
手に入れたかった
1年半の片思いは
終わってしまった
空っぽになったあたし
だけど
それでも
あたしは
これからもきっと
あなたを好きでいて
毎日想って
そして泣く
大好きだったのよ
本当に大好きだったのよ…