詩人:剛田奇作
世界は
君を待ってる
大声で叫んでも
百人のひとが無視するかもしれない
けれど
空や森や動物は君の声を聴いているだろう
全力で問い掛けれは
百人の中でひとりは答えてくれるだろう
なんとなくでも生きていけるが
なんとなく生きちゃいけない
なんとなく生まれた人間はいないのだから
たとえ捨て子でも
誕生は命懸けなのだから
君を君らしい
唯一の君にできるのは
世界で君しかいない
世界は両手を広げて待つだろう
太陽は全力で君の影を消すだろう
月は闇を照らすだろう
風は君を待つ人の声を届けるだろう
さぁ君にしかできないこと
みつけにいこう