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[165603] 走り詩い

詩人:あとりえ



醜くさに安堵して


安らぎ不安になる


まだ事件は解決してはいない




時の傍ら香る
梅の花
の路歩む


また違う僕は
そうして
別の姿で歩んでいたのかもしれない


愛しき人を
ただ抱きしめたい



そんな僕を運は
嘲笑う


抗拒不能
機能不全
それら解決解約
出来なかった
霊たち

語りかけ
乗り移ったと
遠い昔の
霊媒師は言う


話しかけやすい
タイプなんだ
お年寄りからも


だから霊も
寄りついたんだろう
優しい人だと


恐い僕を知らないのだろう
弱者を護る時


一瞬
夜叉の面垣間見る
自身の姿



運など
強者ぶったワニが
深い意味など
判らぬままタコを食べて
タコは食べられている
ことさえ気づかない


そんな御先祖の
サークルの子孫は

ぬけてて
タコ足食べられても
気づかぬタコだと

弱りきった
霊も近寄るらしい


それが運だと

夜叉の面下には
更に
恐い

少女お化けの僕が

被害者の頭蓋骨
抱き抱え
歩いてる


僕はその作業済むまで

愛しい人を
抱きしめる事さえ

何かが許さない


2011/02/19 (Sat)
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