詩人:快感じゃがー
わたしは
そこに
いるだけ
穀潰しと
呼ばれて
罵られるだけ
ねえ
ちっとも
その
才能を生かせずに
やっぱり
そのつぼみを
開けずに
雨と陽を
待って
交互に
それを浴びて
黙々と
光合成のみに
鋭気を
費やしている
そんな日々で
いつかは
わかるだろうか
きみにも
散りゆく朝には
秋桜を
投げるから
そして
それは
遺書
なんて
大それたものじゃなく
忘れないで欲しいと
願うだけ
わたしが
根付いた
ありふれた
世界
けれど
たった一つの
居場所だったこと
悲しみを纏う
夕暮れの
なかにも
愛があることを
きみは
識っているよね
もう
2007/12/06 (Thu)