詩人:甘味亭 真朱麻呂
いつまでも僕を縛る 幼い頃の幻
この街がまだ僕の事を受け入れるまえの話
僕はいない
暗い空 今にも落ちてきそうな青 ハリボテの雲 揺れるタンポポ
やがて脱皮するように抜け出た暗黒
そこから吐き出された太陽と月
常識まみれの脳みそ
その全てが今僕憎む大嫌いな世界の始まりのページ 歴史誕生
まったくいくら考えてもこたえはいつも闇の中、見えない見えない見えない見えない
一番最初に目をあけ光を見たその瞬間
僕は僕の形と感覚をなし得た
それと同時に悲しい運命と苦痛なる毎日を突きつけられた
それは時に気持ち悪いくらいのやさしさで僕に迫る
そのくせ厳しいときは非道に厳しい 湧き上がった恐怖その裏の快楽、まあなんてたのしいんだろ
全てサイエンス!
全てサイエンス!
全てサイエンス!
研究対象にもなりゃしねぇ!
全てサイエンス!
全てサイエンス!
全てサイエンス!
考えるだけでも時間の無駄だ!
そんなふうにくくるあきらめの先にはこたえなんかない
ただうつろな日々が続くだけ
サイエンスデイズ!
うざいんだデイズ!
サイエンスデイズ!
うざいんだデイズ!
全部まとめて僕のまえから消えてくれ!!!