詩人:甘味亭 真朱麻呂
だいじょうぶだ
なんとかなる
とりあえずおちつけよ
どのみちなるようにしかならない人生なんだしさ
あせったってあつくなったってしかたないんだからさ
具体案がみつかるまで一緒に悩んでいよう
せめて それまでは一緒に悩んであげるし居てあげる
でも夜がもし明けて君がひとりでも生きれるようなつよさを手に入れたとわかったら僕は消えるかも いつまでも一緒に居るのは君のためにはならないし逆効果だし
僕は所詮 君のなぐさめ役だから
この長くねちっこい夜が終わったら
どのみち 僕は消えるよ
ただ微かなぬくもりのかけらだけ置き残して
ただわずかな存在の匂いを部屋中にくっつけて
僕はやがて 夜が明けたら君の未来とは別のほうへゆく
君の知らない場所へ
僕も知らない場所へ
あてもなく とりあえずなんとなくぶらぶらふらふら
でももうこの部屋には戻ることはないだろうから
さようならはたしかだ
永遠に会えないことだけは覚悟しておいてよ
君が泣こうとわめこうともう決めたことだから
さようなら
君も君の未来みつけておくれ
どこか遠くから願ってる
どのみち このみち
あのみち そのみち
どのみち ゆこう?
たくさんあるから迷うけど まあまず一番近くて楽そうな道からゆこう ゆこう ゆこう
どのみちよりも一番僕らしいと思う道をゆこう ゆこう
それが人生だ
それがすべてだ
あてなんか決まりなんかもともとないんだから
自由気ままにやりたいことは迷わずやってみろ
ケガしたって笑ってやれ
その傷はいつか君をつよくしてくれる
だから迷わず 悩まず なるべく笑え
それがコツだ
それが無難だよ
道を見失い中の君よ
朗報です。