詩人:しゅんすけ
よくできた物語のような現実に酔いしれて
前向きな明日と自堕落な未来を区別してしまう
時が残酷などという甚だ傍迷惑な被害妄想に捕らわれて
タイムマシンの空想を夢だと豪語する
恋愛だとか親子愛だとか
そんなものですら科学で蹴りをつけちまう時代に
錯誤と言うよりむしろ、錯乱に近いその観念
安心しろ
当たり前に過ぎていくのはあなたの毎日だけ
思い出の一ページを永遠に覚えておくほどみんな暇じゃない
たった三万日程度の人生に昨日と同じ今日が来てたまるか
だから俺は楽しいんだよ
きっと今日もなんかが変わるから