詩人:雪 刀寿
君は どんな 花が好き? 明日の君は、何の酒を 飲むの?
君の未来が、見る番組は? ほがらかな君が 好きな 夢は何?
もう ぼくも 君も、 今までの ぼくらとは違う
新しい世界に入ります
一度 よく分からない人生に戻って
来ている日々を、純白にして 待とう
これからの ぼくらは、まだ 誰も知らない空間を ゆくんだからねっ
今夜
君の顔も 真っ白で、雪肌
笑おうとする前で、 動く途中の 活発な、桃色の春
うっすら スマイルが 楽しげ
家は服
着て歩く、スーパー・テント
スイッチひとつで、サーカス小屋に変身!
町じゅうが庭だから
にこやかに歩き、
愛を あちこち振りまく姿、ひまわり娘の行列
デパートの階段コーナーに、友だち皆んな・呼んで、 鼻歌コンサートのリハーサルを
きっと、明日が 暮れない サマー・ナイトの 炎で、
自然な花火が、ぼくらの ひとみから出る 恋の魔術を体得する!
もう、ラブの子
あふれて、したたる、熱い涙 うれしく にじむよね
光ってる 頬っぺに、笑えるジョークの後味を付けて、
宇宙船ハウスが浮かぶ、ピンク・シャドウの口紅を 空に塗ろう
夕日も おめかし
自然に とけこんだ 思いは、 何もしない ぼんやりした ハミングと同じ だろ?