詩人:どるとる
眠れない 真夜中
する事もなく星のない空を眺めていた
カレンダーを見たら
もう十月だと気づいた
なにをするでもなく
ただ息を吸って吐いて 繰り返していくだけの日々
意味はあるのかな
どうして僕は生まれたんだろう
どうして僕は生きていくんだろう
何もわからない
何もしたくない
それなのに
それなのに
今日も生きてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
今日も笑ってる
理屈じゃないんだ
殺風景の部屋の中
ただ寝転んで習ったばかりのギターのコードを爪弾く
目標や目的もないけど 何のために生きてるのかもわからないけれど
今日もまた昨日のように息を吸って吐いて また吸って
たまに地団駄踏んで
現実から目をそらす
明日は晴れるかな
何回 笑っても 幸せにはなれないな
何回 泣いても 死ぬほどは悲しくないな
どこも行きたくない
誰とも話したくない
それなのに
それなのに
今日も働いてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
なんだかんだで
1日が終わる
安らぎだけが
救いをくれる
だから 生きていくのかもしれない
全く無意味というには出来すぎたストーリー
理屈じゃないんだ
どうして僕は生まれたんだろう
どうして僕は生きていくんだろう
何もわからない
何もしたくない
それなのに
それなのに
今日も生きてる
自分が不思議だ
それなのに
それなのに
今日も笑ってる
理屈じゃないんだ
性懲りもなく また僕は同じような過ちを犯して
言い訳並べて いるけれど全然ごまかしきれてないね
明日はどんな日になるかな
一応は気になるんだ
それを知るために生きても無駄にはならない
そして今日も夢から覚めて ドアを開ける
電車が行ったり来たりを繰り返すように義務的に繰り返される日常
幸せも悲しみも何もかも 全ては同じ世界の中に。