詩人:甘味亭 真朱麻呂
どうして いつも僕らは悲しいことにめったやたら弱いんだろう
どうして いつも僕らは何かあるとすぐに泣いちゃうのかな
別に泣けば許してもらえるだなんて下心なんかない
ただ悲しいから泣いているだけなんだ作為的なものはなにもない
自然とあふれるんだよ 絶え間ない悲しみが心の中の何かとぶつかってはじけて外に流れ出す
どうして いつも僕らは笑いたいときに笑えないときがあるんだろう
どうして いつも僕らそれを悲しむどころか本心をごまかして平気な顔するんだろう
わからないことばかりだ
この世はハテナなことばかりなのかな
涙と笑顔の狭間に揺れる僕ら
少しずつ少しずつ強くなるよ
それでも弱くてもやさしい強さ手に入れたくて求めているんだ
人にもしもやさしくできたなら自分にだってやさしくできる
やり返すことなんかしたくなくてただ傷つくことは悲しいけど自分の気持ち偽らずそのときは泣くよ
悲しいなら悲しいなりに涙するしうれしいなら笑う
そんなような果てしなく真っ正面な心で
毎日 あふれ続けるどうして?にひとつずつ答を出してそのどうして?を消せないならばなるべく丸くやさしい形にしたいと思うよ
時には強く時には弱く
時にはやさしく時には厳しく まなざし向けて
僕がそれを育てていくみたいに付き合ってゆくよ
そしていつかきれいな花を咲かしてみせるよ
投げ出さない
僕は悲しみにも喜びにも全力で精いっぱい命の限りぶつかってゆきたい
それが本当の強さで
本当に強い人間になるための近道だと思い僕は困難でも笑えることもある 晴れのち雨の世界を生きるよ
だれだって悲しいことばかりじゃいられないから
希望の光差す時があるから生きられるのさ
太陽が昇ること知ってるから今日は雨でも明日は晴れると信じられる 強く逞しくいられる。