詩人:あやめ
ねぇ、教えて
私は変わってしまったの?
数年振りに会った貴方は
ちっとも変わっていなかった
でもね、
もうドキドキしなかった
貴方と一定の距離を置く私
私を繋ぎ止めようとする貴方
昔は逆だった
私が一生懸命貴方に追い付こうとしていた
貴方はいつも余裕だった
今は違うね
私はどんどん貴方の知らない私になっていく
貴方は私を知ろうとするのね
私は貴方を知ろうとしなくなった
あんなに大好きだったことも
貴方を思って
あんなに泣いたのも
悩んだのも
全て嘘みたい
今、私は貴方を振った
なぜかさっぱりした気持ちなの
まるで貴方を嫌いなように
全ては幻だったの?
貴方を愛した思い出は
綺麗なまましまっておきたかった