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詩人:禪稀
夜空を見上げて思い出す
人間だったあの頃を―
共に笑ったあいつらや
共に馬鹿をしたあの仲間
人間だった頃の俺の大事な仲間達…
今の仲間も悪くはないが
できるならまたあいつらに会いたいと思うんだ
あいつらと馬鹿をして笑いあいたいと思うんだ
今の仲間は変わったヤツばかりで飽きなくて
毎晩毎晩遊んでいれて楽しいけどな
ときどき俺は思うんだ
『俺もこいつらも人間だったらどうだろう…』
俺は今が楽しけりゃ構わない
暇でつまらない生活から楽しいほうへむかうため俺は人形になったんだ
だけど 本当は戻りたい‥
前の仲間に会いたいと思うから
今では叶わない―
だから俺は人形として生きていく
逃れられないのなら諦めて…
前に向かえばいつかいいことだってあるはずだから
俺はこれからだって生きていく―