詩人:鴻
夜中の腹
何を欲しているのでしょ
そんなに
何度も鳴かれても
食えるモノは有りやせん。
待て待て
今はTVをつけるなよ?
酷な番組してやがる
《今の時間に料理番組!!》
あ。そろそろやべー…
あんなトコに兎サン。
あれは…―
“『I LOVE HOSYOKU☆』”
“《 違ぇー!!! 》”
落ち着けと
自分自身を落ち着かせ
一句ぽつりと呟いた…―
“鳴かぬなら
食っちゃダメよと
言ってくれ。”
砂漠で
もしも
遭難したら
確実に
“アレ”見えると思ったよ
“「....蜃気楼.....」”
2006/08/07 (Mon)