詩人:子猫
さっきまで
とても幸せだったのに
僕はもう
ひとりぼっち。
だいすきなご主人様に
捨てられちゃったんだ。
僕が
もっと可愛くて
ご主人様の言うことを
ちゃんと聞いて
いい仔にしていれば…
捨てられることもなかったのかな…?
街には
僕を見付けて
手招きをしてくれる人間もいる
僕みたいな子猫は
ひとりじゃ生きれないからね…
けど僕は
そんな誘いは振り切って
今日もひとりさ迷うんだ
僕が欲しいのは
あのご主人様…
他の人間じゃ
嫌なんだ…
ご主人様…
また僕を
飼ってはくれませんか?
2007/01/26 (Fri)