詩人:ふぉれすと
この国が考えているほど
今の世界は甘くはないさ
だから僕には国を見捨てる権利がある
でも僕には君を見捨てる勇気はない
現代人が思っている以上に
歴史というモノは繰り返す
だから僕には歴史を学ぶ義務がある
でも繰り返しを止められる力はない
現代文化というモノは
大学課程終了を最低限と置いている
だから僕は学業を修める理由がある
でも学ぶコト自体に理由はない
思考の源を僕に授けてくれた
両親という名の大人達に
僕には恩を返す義理がある
でも自分の主張を曲げる根拠ではない
君が思っている僕よりも
僕はずっと汚い人間さ
だから僕は君を愛する資格はないし
僕は君に愛される資格もない