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詩人:鰐句 蘭丸
考え時だ
あぁあ 何にしてもだ
聞こえて 聞こえてなかった嫁さんのイビキやオナラ
あぁあ 考え時だ
俺の服を足拭きマットと一緒に洗濯機で回された時
あぁあ あぁあ 考え時だ
俺が寝てるそばで「子供にこんなにはなって欲しくない」なんて正月から自宅から来た自分の母親に話す嫁さんの言葉を聞いた時
あぁあ あぁあ あぁあ 考え時なんだろ
あぁあ 俺がかな
あぁあ 君がかな
聞こえてこなかったモノが聞こえてきました
それは
幸せの音とは限りません
幸せの音だけ聞き取る耳なんてのも欲しくはないが
不幸せの音を聞かせぬ耳ください
不幸せの音を聞かせぬ耳ください