詩人:安曇
蜜は甘く、秘密を隠す 人は脆く、涙は枯れず流れた涙の粒は、きっと、世界を埋め尽くしても足りないほどで左の薬指には、誰にも見えない糸が結ばれている嘘も、迷信も僕にとっては一つの道で愛も、恋も僕にとっては一つの証偽りでも良いと、口に出しては傷が増え涙が重なり雨になる。世界は涙に濡らされて傷はいつしか隠される。 蜜は甘く、秘密を隠す 人は脆く、涙は枯れず いつしか人は、 何かの為に涙を流す。