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詩人:里雨夜
手を伸ばしても
届かない光
そこにあるのに
どこにもない光
僕を照らしたまま
動かない光
いつ生まれたかも
わからない光
遠い物語を背中に乗せて 僕に語りかけてくるよ
憧れを翼にして
飛んで行こう
羽ばたいて行こう
思い出はもう遠い空の彼方
失ってもなお
老いさらばえてなお
輝きをましてゆく
そんな光
そんな光が僕をずっと見つめている
照らされている
いつだって僕らは
力をもらう
飛んで行くための
羽ばたいて行くための
大きな力を
だから
辛くても苦しくても
追うことをやめない
先へ行くことをやめない
いつだって僕らは
独りじゃないから