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詩人:甘味亭 真朱麻呂
安らぎを求めて
行き着いた場所は
底知れぬ深い暗闇の落とし穴
夢と理想がごっちゃになった世界
君は一人空を見上げ
叶うこともない願いに祈りを捧げていた
幼心に眺めた世界はあまりにも広すぎて
理屈ばかりが支配していたように見えた
君は気づけば
一人がさまになって
いつかたどり着くともしれない理想まで投げ出してしまった
僕らが見ていた
幼すぎた理想
いつまでも信じていたいのに
悉く裏切られ
夢見ていた未来が粉々に崩れてく
そんな夢を抱えては
いつしか
忘れてくんだろう…忘れてくんだろう…忘れてくんだろう……
幼すぎた僕の理想
それでも
ツヨく願い続けた
美しい夢。