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詩人:キンタ
たった一人の物語
それは何処にも無く
此所にしか無い
初めての歌
聞き覚えの有る
懐かしいメロディー
出会ったのは風が強い
全てが揺れ
心まで折れそうな日
風に誘われ
泣きそうになりながら読みみ
そして聞いた
あのストーリーに似てる
だけどこれは
たった一つの
私という名の物語
私という名のうたが綴る
心に広がる初めての景色
大きな世界に
耳を覆い
目をそむけそうになるけれど
そんな真っ暗になった世界にも
確かに
私だけの
大切なものがあった
脆く切ない大切なもの
そっと
崩れないよう
手にして
ココロに
流れる歌を口にした
風と共に飛んでいくように
世界中に
あの空に
どこまでも広げていく
近くの君へ
遠い国までにも
誰もの
全ての心に
届くように
私はここで歌う
私という名のうたを
ねえ
一人で泣かないで
一緒に
私も泣かせて
ねえ
一人寂しいなんて
言わないで
いつでも近くにあるから
たった一人の物語
涙溢れるなら
一緒に歌えばいい
きっと世界を愛せる
きっと人を愛せる
それは素敵なハーモニーを奏でるはず
蒼い星の
小さな
たった
一人の物語
緑の地で
風抜ける
たった
一人の歌
主役は人それぞれ
大切なのは
たとえ
書き途中でも
いつまでも
色褪せず
ココロに
途切れる事無く
ずっと
心にあること