詩人:甘味亭 真朱麻呂
友達のAくんはひどく神経質
友達のBくんはというと理屈っぽいよ
友達のCくんは何かときれい好きだ
そんなふうに他人の評価ばかりしてる僕だけど
そんな僕が一番だめだったりするんだな
それは一番よく僕を知ってらっしゃる友達やら親たちらが知ってる
だけどそればかりが僕のすべてとは思わないで
それが最後の抵抗のようなもの
友よ 親よ 神様よ
僕はなにを信じなににすがればいい?
大変 長らく お待ちいたしました
ただ今より映画の開演でございます
とくとご覧あれ
これからの僕を
新しい日々を
ばかにしたAやケンカ別れしたBや自殺したCのことを思いながら
僕は僕自身を観ながら考える
なにがよくてなにが悪かったのかを。