詩人:甘味亭 真朱麻呂
赤は情熱、やる気
緑は自然、植物
青は悲哀、水
黄色は歓喜、希望
白は無、清潔
黒は不安、絶望
人には様々な色に対するイメージがある
それは人により違うからイメージするものもいろいろだ
だからある人は赤は情熱だとこたえ別の人は血液とこたえる
人の中にあるその色に対する一番強いイメージが最初に浮かんだものを人はいう
だから色のイメージは百人いれば百通り 千人いれば千通りのイメージがあるんだ
だから人は同じであって同じじゃない
固有の感覚とイメージをもつ芸術家
知らないうちに自分という固有の形をもつ
いわば独特、特別な色をもつものだ
自分だけの色
探さなくてもある
人はみなそれに気づかない
気づきそうでわからない だけれど誰しもその人しか持ちえない世界にただひとりの色 幻の一色
僕も
その一色の中のひとつ
誰も
その一色の中のひとつ。