詩人:甘味亭 真朱麻呂
どこまでも限りがなく無限のようで
少し歩いただけで行き止まりになってしまうくらい狭い世界
黒い世界はどこまでも続いて 終わりが見えない
白い世界もどこまでも真っ白で 壁すら周りの景色と同化して判別できない
どこが角で全体的にどんな形をしてるのかさえ内側からじゃわからない
まるで宇宙
広すぎるのかどうなのかわからない
それがちっぽけな僕から見るこの世界
白と黒の世界
無限のようで無限じゃない
そのむこうには僕の知らない限界があって ちゃんとした終わりがある
手をついて壁づたいに歩けばわかる
どんなに長い人生もいつか終わりが来るように無限かと思うくらい長い人生も気がつけばあっという間
それが考えの浅い僕が考えられる限界
白く黒い限界
白いようで黒いような不思議な感覚が広がる世界
白と黒の世界。