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詩人:キュウー
いつから僕は
何かを失うことに慣れてしまったんだろう
いつから君は
何かを失うことを恐れるようになったんだろう
何かを伝えようと思う
今すぐにでも
でも紡ぐ言葉が見付からない
伝えたい思いはあるはずなのに
何に甘えていたのか
温もりが思い出せない
かけがえのない光は
脆く儚い夢と消え
陰のなかの闇は
僕を包み込んでくれる
優しさですか?
問う声の続きは無い
また意味を探してしまうのか
また繰り返すのか
見当たらない真実と
見ようとしない現実
きっとまた日が沈む
紡ぐ言葉が見付からないだけ
涙は止まってはくれない
伝えたい思いは胸の中のまま、眠ったまま
目覚める衝動を抑える君は歩き出した
また日が登る