詩人:どるとる
行き当たりばったりの日々だ
取り留めもない会話を続ける なるべく機嫌を損なわないようにある程度の間合いをとりながらわざわざ話を合わせるように
巷じゃ流行りの 愛想笑いと歯の浮くお世辞を ひっつかんで 出かけていくんだ
おめかしは心までバッチリで
そういえばあいつが言っていたっけな
人生は楽しんだやつが勝つんだと
だけれど楽しくないやつは何を楽しんでいいかわからないから
たちまち生きる意味をなくすよ
暗闇の中に取り残されるように
頼りの道しるべを見失ってしまうんだよ
さあ!目の前の光を見失わないように
長いトンネル抜けたらそこは夢見た楽園の扉 開けゴマ! 僕の夢は叶うかな
まあどうでもいいや
とりあえず君が笑ってくれるならば
なんでもないような出来事が思い返すとあら不思議
ほらほら 案外そういう思い出が一番大事だったりするのね
神も仏もない 無情なるこの世の中に
今日も被害者と加害者がきれいに総立ちだ
罪の意識に苛まれ
罰が下るその時を
今か今かと待つ民衆の群れの中で 僕は場違いな 気持ちで ニヤニヤと笑っていた
泡立つソーダ水のような ふつふつとわきたつ気持ちを抑えながら 至福の時間を首を長くして待つのさ
さあ! 民衆の喜びの声の中に ひとり さみしく佇むように 涙する人の悲しみをはかれない世の中の愚かさよ 君はどう見る? さてさて希望はあるか?
さあ!目の前の光を見失わないように
長いトンネル抜けたらそこは夢見た楽園の扉 開けゴマ! 僕の夢は叶うかな
まあどうでもいいや
とりあえず君が笑ってくれるならば
僕の中の 太陽は沈まない
ならば!待っていましたとばかりにあふれ出す気持ちに
もう逆らわず 思いのすべてを解き放ち心から笑うとしよう。