詩人:どるとる
それぞれの生活の中
誰もが今日も 笑いながら 泣きながら みんな 胸に残り時間を日々刻みながら今を流されるように生きてる
なめらかに ダンスをする 指先
鍵盤の上を舞台に
繰り広げられる
可憐なショウタイム
夜明けまで続く
悲しいことがあって
泣くことの何が悪いというんだい?
月も眠る丑三つ時に
出るオバケ
僕だよ
窓の外に長い梯子を掛けて
君を迎えに来たんだ
ほら夜の散歩に出かけましょう
レディファーストで
さあお手をどうぞ
月夜のお散歩さ
拒む理由など何もないだろう?
自由に空を羽ばたくことのどこかいけないというの?
僕らは縛られてる限りは 心から笑えないんだ
真夜中の 零時過ぎ
古ぼけた魔法使いが杖を一振りすれば
ほらね 時代遅れの
言葉で 輝く宇宙へといざなってくれる
さあ 材料はそろった
はじめよう
真夜中のレディファーストで
唇を盗むよ
心ごと盗むよ
恋とは摩訶不思議
盲目 何ひとつ見えやしない
だから大丈夫
僕も君も 感じたままに生きていこう
理論やルールに縛られてる限り 僕らは飛び立てない
生きてる痛みも知るけれど生きてる喜びもまた わかるよ
さあ 怖がらないで
エスコートさせてね
道は未知なる道へと続く
真夜中のエスコート
させてよ させてよ
それぞれの生活の片隅で 星のように光っている 光っている
愛が ここにある。