詩人:甘味亭 真朱麻呂
シアター 忘れないでいて あのときめき
シアター 消さないでおいて あの日の光
瞳の中で流れたひとすじの星
ねぇ 記憶はそのままに 何も変えないで
ねぇ このままずっと二人は名も知らぬ花
心の中にそっと隣り合って同じ風に吹かれて揺れる花だけを望む
シアター 映画を観るように終わりを知っていて何もいわず終われば無言で楽しかったねで帰る
そんな恋がしたかったわけじゃないけど
何故かいつの間にかつくりものめいていた
機械的な硬質的な恋
本当 鉄臭い
もう二度と同じような失敗は繰り返さないために
記憶にすり付けておく
もう同じような恋に惑わされないように
シアター
シアター 忘れないよ
キミにもらった屈辱
強くなるよ だまされた分
賢くなったよ だまされた分
だまされたことも意味のある経験にするよ
無駄にはしない
無駄にはしないさ。