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[136753] 一歩、また一歩と

詩人:甘味亭 真朱麻呂

その一歩が力
その一歩が奇跡
その一歩が大事
そしてその一歩で残る足跡が素敵
その一歩がたしかな努力のあかし
てくてくてくてくゆっくり歩いたり
せかせかせかせか小走りで急いだり
前を歩く人と距離をとったり近づいたり同じ位置で歩いたり狭い道なら後ろの人に前を譲ったり
疲れた人や怪我した人を背負ったり
色々な道で色々な出来事に遭う
凸凹道 上り下りのはげしい山道 田舎にあるようなあぜ道
道とはよべないような獣道
さまざまな道をいつも一歩一歩あわてずゆく
ペースを崩さずゆっくりでも少しずつでも自分のペースでなるべく歩かずゴールまでの距離を縮める
そこだけはマラソンと一緒さ
最初から飛ばすのは後々の自分を苦しくさせる
でも最初も最後もゆっくり行けばはじめもあとも楽に歩ける
最後に見る暮れ時の夕暮れも夜明けの日の出も綺麗に見える

だからボクはのんびりゆく
長い長い道なんだから急ぐ必要はない
飛ばすときもムリせず飛ばせ
大げさに言えば動いてるんだか動いてないんだかわからないくらい蟻みたいに歩け
蟻はあれで精いっぱい走ってるんだ
そんなありみたいに自分も自分ができる程度にムリせず頑張って生きればいい

難しくないとはいわない
けど難しく考えなくていいよ
本気で笑って走ったり歩ったりできていればそれは楽しんでるあかしだから
それ以上迷うことはない
今のままで上出来だよ
競ってるわけじゃないしタイムなんかないから気にせず進め
目の前にも後ろにも誰も見えなくて一番最後尾でも大丈夫 その孤独はやがて自分をこえたとき輝く光になる
一歩一歩を大事にできれば何も問題はない
他人よりも自分を
でもたまには他人を
その気持ちやその優しさが鍵だよ
歩いた足跡は影のように見えないから不安だけど大丈夫
足跡はちゃんとうしろの道に生きてきた日の数だけ続いてる。

2008/12/21 (Sun)
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