詩人:どるとる
あの輪は宇宙の漂流物が集まって
土星の周りを回っている
まるでドーナツのようでお腹が空くね
宇宙の壮大なストーリーとはかけ離れたちっぽけな僕の周りを回る輪はきっと
小さな優しさと僅かばかりの希望だけ
あとは不安と悲しみだけさ
僕の土星のように大きな人になってみんなから尊敬され
あんなに友達
連れ立って
くるくるくるくる
回りたい
くるくるくるくる
回りたい
水金地火木土天海
消えた冥王星
六番目の惑星よ
消えた冥王星のかわりにはなれないかな
ちっぽけでも光り輝く星になれないかな
そんなことばかり考えているよ。