詩人:雪 刀寿
地球のうえを ころげて 遊ぶ
白い笑顔の魔法 で、とろける
チョコレート・アイスは、にがい はず
なのに、
泣き顔も 出ない、うれしぴょーん の お友だち
まあ、まあ、
夏から、ティーシャツ戦争で 破った・そで を 長く伸ばして
いつもと同じ でないように、恥ずかしそうな顔も みせない、意地っぱり
一人でゆける、宇宙冒険?
人と仲良くなんて、もう遅い、静かな眠りの 森の・たね
丸まって、やすめば、うるさくない 平和
飛行船の中では、
青空を首に巻いて、
セーターにしてしまうほど、広い恐竜ジャッジの ぼくたち
やさしいねー
ひどく、えらい 我慢を してきたから、
ケンカも したくない
甘いお菓子を わけてあげようと したんだよねっ
君も ぼくも、 涙を 分け合う 白い雲
これからも、人生!
少し きつい くらい 頑張るべぇ
無理は出来ないけど
ただ、じっと 座ってて、 エレベーターに乗っかるつもりで、無事なだけの 青春の記憶なんて、
薄っぺらで もろい こわれやすい
自分から 文章を作り、料理を さばこう
どんどん 出てゆく、出っぱり、でべそ
風の朝は 遠い
ゆうひの 赤い線路が 長い
重たい肩は、ひしめき合う、声の、にぎやかな憧れさ
宇宙家族の 地球さんに、 ふるさとは のんびり